石ころ

聖書のことばと詩と短歌や俳句などで書いています。息子の美しい写真とのコラボです。

「死」


 それはイエス様が涙を流された人間の事実。十字架に拠らなければ、どんな人も死は永遠の滅びでしかない。なのに、「死=天国」そんな幻想によって、どれほど誤魔化されていることだろうか。私はその言葉の向こうでサタンの嗤いが見えるように思う。

 もし、死がこれほどに軽々しく誤魔化されていなければ、もう少し大切に生きるだろうし、もう少し信じるに足りる確かな真理を、命のある間に探し求めるだろうと思う。

 今、人が死んだ時に、「それは嘘だ」と暴かれることはない。サタンの思惑通りに人の感情や、常識がそれをさせない。

 人間の死に涙を流してくださったイエス様。そして、その永遠の滅びの「死」を十字架で解決してくださったイエス様。罪をあがない、永遠のいのちに至る道を開いてくださった。

 しかし、今もイエス様の涙を誘う死が、無意味なきれい事の言葉で飾られて、激しい勢いでいのちを持ち去り続けている。